南会津町:会津田島祇園会館(NPO法人はいっと)
しんごろう
くじら汁
会津田島の郷土料理「しんごろう」は、普通に炊飯したうるち米を、半殺しにして卵大に丸め串にさし、じゅうねん(えごま)味噌を塗り、炭火で香ばしく焼き上げたものです。南会津産の、お米、えごま、味噌を使ってつくっています。以前は、各家に囲炉裏があり、囲炉裏でしんごろうを焼いて食べましたが、その時につきものなのが「くじら汁」です。南会津は、海から遠く離れた山間地であり、保存性に優れた海産物である塩くじらを使った汁物は、夏バテ防止にも効果があるといわれています。
南会津町にある会津田島祇園会館は、会津田島祇園祭を通年紹介している観光施設です。併設のレストランコーナーでは、地域の家庭の味をバイキング形式で食べられる「里山ランチ」が人気です。また、郷土料理の「しんごろう」は、イベントでの販売の他、10月中旬から11月下旬までの土日祝日限定で祇園会館で提供しています。